アシスティブ・テクノロジー用語集

アシスティブ・テクノロジー(支援技術)検定対策のための用語集

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(あ)IT

情報技術。

(あ)アテトーゼ

不随意運動。自分の意思と反する動作が起きてしまうこと。

(あ)アピアランス

MacOS。コントロールパネル内。 操作時に音を出したり、フォントの変更をしたり、画面の色やパターンの変更が出来ます。

(い)IDEA

Individuals with Disabilities Education Act/障害を持つ人の教育法。アメリカの法律。障害を持つ方が均等に教育を受けられる権利を保障する法律。

(い)イージーアクセス

MacOS。Windowsのユーザー補助と同じ機能設定と考えて頂くといいと思います。

(い)インターネットとファックス

聴覚障害者はもちろんのこと、障害を持つ方のインターネットやファックスでの相談や問い合わせは電話より有効であることが多い。

(い)意思伝達装置

「重度障害者意思伝達装置」参照。

(う)腕を支える補助具として代表的な製品名

「エルゴレスアーム」 「ポータブルスプリングバランサー」

(う)VOCA(ヴォカ)

ヴォイス・アウトプット・コミュニケーション・エイド/携帯会話補助装置。いくつかの言葉を録音しておいて、必要時に必要な言葉を選択して発音させる。 代表的は製品名。 「ビッグマック」 「SPOKESMAN」 「メッセージメイト」

(う)VOCA(ヴォカ)と意思伝達装置との違い。

VOCAは携帯会話補助装置。いくつかの言葉を録音しておいて、必要時に必要な言葉を選択して、変わりに発声させる携帯装置。 意思伝達装置はメッセージを新たに綴るか、あらかじめ用意された言葉を選び必要に応じて意思を伝達させる装置。大体はパソコン利用のソフトウェア等ですが、専用機もあります。

(う)VOCAとコミュニケーションボードの違い

VOCAは会話補助装置。上記参照。 コミュニケーションボードは色々な語句等が書かれた(もしくはこれから書く)ボードで、必要に応じて指し示して意思を伝達するもの。

(え)AT

Assistive Technology(アシスティブ・テクノロジー)。支援技術。

(え)ATの領域

生活に関わる全ての領域をカバー。ハイテクがそれを支える。 コンピュータアクセス(書く・読む・インターネットなど様々な活動を可能にする。 コミュニケーション 移動(車椅子など) 環境制御(リモコンなど)

(え)ATに対する疑問

Q「ATの利用は機能訓練の妨げになるから、安易な利用は控えるべきか?」 A「AT利用が機能回復訓練の妨げにはならないという研究結果が示されており、ATを使って出来た経緯が障害を持つ方の意欲を増すという報告もある。」 Q「テクノロジーは冷たく非人間的になるのでは?」 A「テクノロジーに何かをされると考えるより、障害を持つ方が自分でテクノロジーを利用して能動的に生きると考えてはどうか?」 Q「ATは難しくてわからない」 A「発想によっては障害を持つ方に簡単に利用できるものがあるはず。例えば、携帯電話のメモ機能はメモの取りづらい方でも録音という形で利用が出来やすい。まず、身近なものの利用から考えてみてはどうか?」 Q「ATを利用しても、障害のない方と同じように出来るわけではないのでは?」 A「障害のない方と同じようにと思っていたら、いつまでたっても何も出来ないかもしれない。例えば出来ることによって、一連の作業の部分参加であるとか、固定概念をはずして形を変えてできる方法をさぐってみてはどうか?」 ATは、障害のない方と同じように活動できることを支援する技術ではなく、何らかの形で何かをできるようにする技術。完全に障害を補償できなくても、使い方次第では可能性が現状より大きく広がる。

(え)ADA

Americans with Disabilities/障害を持つアメリカ人法。アメリカの法律。障害を持つ方の市民権を保障する法であり、障害を持つ方が就労、公共サービス、建物、交通、電話において差別されないようにうたわれている。

(え)ADL

Activity of Daily Living/日常生活動作。

(え)ADLとQOLの関係

ADL(日常生活動作)を獲得することが自立と言われていたが、それが必ずしもQOL(生活の質)の向上に結びつくとは限らない。(ただし、ADLを否定するものではない。ADLが他の押し付けではなく、障害を持った方の自己決定により行われなくてはならない)

(え)エイド

器具。製品。

(え)ASHA

American Speech-language-Hearing Association.直訳すると、米国発言・文字・聴取協会? そういった団体の頭文字です。

(え)AAC

Augmentative and Alternative Communication/拡大代替コミュニケーション。ASHAが定めた定義。1980年代、重度障害者とのコミュニケーション技術を学際的に研究する領域。 「ACCとは、重度の表出障害を持つ人の形態障害(inpairment)や能力障害(disability)を補償する臨床活動の領域を指す。AACは多面的アプローチであるべきで、個人の全てのコミュニケーション能力を活用する。それには、残存する発声、あるいは会話機能、ジェスチャー、サイン、エイド(器具)を使ったコミュニケーションが含まれる」 つまり、ありとあらゆる手段を用い、その障害者が今持つ能力を活用してコミュニケーションをするということ。

(え)AAC的考え方が日本で浸透しないのか?

日本では以下のように考えられているからと思われる。 1.相手のことを思い遣り、相手の気持ちを汲み取って、あらかじめ準備することが美徳とされる文化がある。 2.障害を持つ人たちは弱者であり、何も出来ない人であるため、優しく介助してあげるべきだと多くの方が考えている。 3.障害を持つ方が何かを主張するのはわがままであると考える方が多い。

(え)ALS

筋萎縮性側索硬化症の略号。

(お)OSの機能紹介

実は、他のエイドを購入しないでもある程度の障害者向けの設定変更プログラムが市販のパソコンには、あらかじめ入っています。 Windows: ユーザー補助(固定キー、フィルタキー、マウスキーなどの設定) マウス(マウス速度、ダブルクリック速度の設定、オートジャンプ機能) キーボード(キーリピートまでの時間、速度の設定) MacOS: イージーアクセス(マウスキー、スローキー、複合キーの設定) キーボード(キーリピートのオンオフと時間設定) マウス(マウス速度、ダブルクリック速度の設定) MacのスローキーはWinのフィルタキーと、複合キーは固定キーと同じ役割。 ショートカットやキーボードナビゲーション機能も便利な機能のひとつ。 例えば、ショートカットを利用すれば、以下のようにマウスを使わなくても、キーの組み合わせだけで、作成中の文章を保存閉じることができます。 Altキー+Fキーでファイルメニューが開きます。 矢印キーかTabキーでカーソルを動かし、保存のところでEnterキーを押すと保存のダイアログボックスが開きます。 さらに、簡単な方法・・・・・・ Ctrlキー+Sキーで上書き保存されます。 あと、拡大鏡など弱視の方向けの機能もあります。

(お)オンスクリーンキーボード

画面上にキーボードが表示される機能です。Windows Meでは、スタート⇒プログラム⇒アクセサリ⇒ユーザー補助⇒スクリーンキーボードで表示できますが、いろいろソフトも出ています。 ドゥエル機能やホバリング機能といった自動クリック機能(しばらくおくと入力)される機能もあるものもあります。 マウスと併用すれば、キーボードの一部のみにしか手が届かない場合に有効です。 ステップスキャンソフトと併用すると、マウスが使えない場合にも有効です。 代表的なオンスクリーンキーボードの製品名です。 「イージープロローグ」 「オペレートナビ」

(お)オーバーレイ

代替キーボードの中には、キー配置が自由に書き換えられるものがあります。オーバーレイはそんな器具の上に貼り付け、どう変わったかを示す用紙です。

(お)オートスキャン

スキャン入力の際、自動的に移動するカーソルを適切なタイミングでボタン操作して押すことによりキー入力するやり方です。 タイミングが取れない場合は、ステップスキャンが有効です。

(お)音声認識ソフトウェア

しゃべる言葉によって、それを認識し入力するプログラムのソフトウェア。 視覚障害者および身体障害者に有効。 代表的な製品名。 「Via Voice」

(お)音声読み上げソフト

OCR(文字情報を認識して読み上げるソフト) スクリーンリーダー(OSに対応したメニュー画面など画面情報を読み上げるソフト) の二種類ある。

(お)おもちゃ

自分でコントロールできる遊びを経験する中で、私たちは外に向かう力を獲得してきました。そういった経験が出来ない重度の障害を持つ子供は、無力感を感じてしまう場合があります。そういった子供たちを支援するATを用いて意欲を引き出し、コンピュータ操作の基礎を築くことも重要です。 おもちゃ遊びを通して、さまざまな電子機器を扱える可能性が広がります。 代表的な製品名。 「BDアダプター」(トイアダプター)電池を入れる部分に差し込むことによって、おもちゃをリモートコントロールデキルアダプター。

(お)OCR

文字情報(印刷物や書籍など)を認識して読み上げるソフトウェア。 代表的な製品名。 「ヨメール」 「よみとも」

(お)OT

作業療法士のこと。

(か)介護保険法

日本の法律。福祉サービスを措置から選択へと変える上で大きな役割を果たしている。

(か)拡大代替コミュニケーション

ACC参照。

(か)拡大鏡

スタート⇒プログラム⇒アクセサリ⇒ユーザー補助。(コントロールパネル内のユーザー補助とは違います) 1〜9倍までの画面拡大、白黒反転、配色変更が出来ます。 色のポジネガ反転以外でも、ハイコントラスト(全ての色を白と黒の反転にする)も出来ます。弱視の中には文字を大きくするよりも、反転したほうが見やすい方も多くおられます。

(か)画面(ユーザー設定内)

スタート⇒設定⇒コントロールパネル⇒ユーザー補助。 これを使うと、ハイコントラスト(白黒反転や、色のカスタマイズ)やカーソルの大きさ、点滅速度が変更できます。 視覚障害の方に有効です。

(か)画面

スタート⇒設定⇒コントロールパネル⇒画面。もしくはOS起動画面(立ち上げたばかりの初期画面)で右クリック。 アクティブウィンドウの枠の色や、画面の表示の大きさを変えたり、アイコンの変更が出来ます。 視覚障害の方に有効です。 ここの中のデザインではメニューのフォントやサイズも変えられます。

(か)画面がセーフモードで大きくなった時の直し方

OS起動画面(はじめの画面)上で右クリック。画面の設定ウィンドウを表示させます。 次に設定のタブを選び、画面の領域を大方向に寄せます。 ここまではマウスで出来ますが、OKできませんよね。 その場合は、ウィンドウの上部の「画面のプロパティ」と書いてある部分の画の字上付近で右クリックしてください。 移動というのが出ると思います。出たらマウスから手を離してキーボード上の矢印キーの↓を押してOK部分まで下げて見てください。下がります。下がってもマウスを動かすと元に戻りますので、使わないでください。 多分、OKボタンに影がついていますので、それを確認したら、Enterキーを押してください。 これで画面表示が小さくなります。 あとはスタートボタンで再起動させてください。 それでもダメだったら、強制終了させてください。(「強制終了の仕方」参照)

(か)画面拡大反転ソフトウェア

画面を拡大したり、白黒を反転するプログラムを備えたソフトウェア。 視覚障害者に有効。 代表的な製品名。 「クローズビュー」 「Zoom Text Extra」

(か)環境制御装置

例えばTVのリモコンや、エアコンのリモコンなど、動かないでも環境を制御できる装置。 電源を接点で直接制御するタイプと赤外線リモコンを利用するタイプがある。 代表的な製品名。 「ホームメイド」 「NSシーケアパイロット」

(か)拡大読書機

本などを拡大するシステム。 代表的な製品名。 「スマートビュー」 「アラジン」 「イージーアイ」

(か)監視装置

被監視される方が、今どこにおられるかが分かる装置です。 プライバシーなどの倫理的な問題もありますが、被監視者の安全の確保や行動範囲の広がりなどの利点もあります。

(き)共用品

一般製品の中で、身体障害を持たれる方にも使いやすく設計されている製品。例えば、ボタンが大型で、弱視の方や肢体不自由な方にも押しやすい製品など。

(き)QOL

Quality of Life/生活の質。

(き)キーガード

キーボードの上に載せて使うプラスチック製でキーボードの数だけ穴の開いたエイド。アテトーゼ等があり、手がほかの位置に流れてしまうような障害を持たれた方に有効です。

(き)キーボード

スタート⇒設定⇒コントロールパネル⇒キーボード。 キーリピートの解除あるいは、時間設定変更が出来ます。 麻痺や緊張があり、押さえたキーを中々離すことが出来ない方に有効です。

(き)強制終了の仕方

CtrlキーとAltキーとDeleteキーを同時に押してください。ウィンドウが開きます。そうしたらもう一度、Ctrlキー+Altキー+Deleteキーの同時押しをしてください。強制的に再起動されます。 ビジー状態等に有効です。 どうしてもダメなら、最終手段として、パソコンのスイッチを電源が切れるまで長押ししてください。強制的に電源が切れます。この際、再起動させるまで最低でも1分は時間をおいてください。 電源長押しは、故障の原因になったり、再立ち上げしたときにセーフモードになっていたりしますから、本当に最終手段としてください。コンセントを抜くよりはましという手段です。 セーフモードになって画面表示が大きくなってしまった場合は上記の「画面がセーフモードで大きくなった時の直し方」を参照してください。

(き)キーボードナビゲーション機能でインターネット接続

マウスを使わないでHPにアクセスするには、Altキー+Dキーを同時押しして、URLボックスにカーソルを移動させ、アドレスを入力する。さらに、ハイパーリンクボタンの選択はTabキーを押してカーソルを移動させ、Enterキーを押す。

(く)クロースビュー

MacOS。2〜16倍まで画面拡大、白黒反転が出来ます。

(く)クオ・ライター

単語予測システム。

(こ)交流教育

普通学校の子供と特殊教育諸学校の子供が触れ合える場。その機会も全国で増えつつある。

(こ)固定キー

スタート⇒設定⇒コントロールパネル⇒ユーザー補助。 shiftキーなどを使って二つ同時にキーを押さないと表示できない文字などが、ひとつのキーで表示出きるよう設定できます。 片手でしか操作できない方に便利な機能です。

(こ)コミュニケーションボード

これから必要なことを書く、もしくはすでに書かれた語句等によって、意思を伝達するもの。

(こ)こころリソースブック

多くの支援エイドが記載された本です。 編纂は「こころリソースブック編集会」です。 ここをクリックするとそちらのサイトに伺えます。

(さ)サウンド

スタート⇒設定⇒コントロールパネル⇒ユーザー補助。 エラー音などを画面の点滅等で知らせるという設定や、その説明の表示等も出来るようにします。 聴覚障害の方に有効です。

(し)身体障害者福祉法日常生活用具給付制度

日本の法律。障害の種類や等級に応じて給付品目を定めている。ただし、適用は身体障害者手帳保持者であり、知的障害を持つ方は対象外。

(し)情報バリアフリー

情報社会において、誰でも情報が受けられるように、物理的なバリアフリーと同じく必要とされている。

(し)障害者数(平成8年)

身体障害者・知的障害者合わせて約360万人。 身体障害児(18歳未満)9.0万人。 身体障害者(18歳以上)308.7万人。 知的障害児(18歳未満)9.6万人。 知的障害者(18歳以上)30.1万人。 身体障害者(在宅)の内訳(平成8年) 肢体不自由 1,657,000人(56.5%) 視覚障害 305,000人(10.4%) 聴覚・言語障害 350,000人(11.9%) 内部障害 621,000人(21.2%) 人口1000人あたりの障害者数の割合(平成3年) 20歳代では4.1人 70歳代では90.4人

(し)障害を持つ方へのパソコン選び

ハードウェアを選択する上で、どれでもいいと購入するのではなく、その方にとって使いやすいパソコンであるかどうかを、障害に応じて考えることが重要。 例えば運動障害を持たれた方の場合、以下の点に留意する。 電源スイッチの位置。 記憶メディアの挿入のしやすさ。 キーボードの大きさ。 標準のポインティングデバイス(上のPC検定対策用語参照)の種類。(ノートパソコンの場合) 周辺機器の電源とその連動。 プリンタの排紙方向。 例えば視覚障害を持たれた方のパソコン選びで留意する点。 スイッチの位置、形状。 記憶メディアの区別。 キーボードの凸やシール。 周辺機器の電源との連動。 プリンタの排出方向。 例えば聴覚障害を持たれた方のパソコン選びで留意する点。 視覚的にエラー音などを示すことが可能か。 動作ランプが見えやすいか。

(し)CP

脳性麻痺の略号。

(し)自己決定を支えるためのAT

コミュニケーションボード VOCA(メッセージ選択が活用の鍵となる) ハイテクボードとローテクボードを使い分ける。一言が活きて来るので、コンテンツを考えられていないといけない。使いこなす事が大切。

(し)重度障害者意思伝達装置

あらかじめ用意された言葉を選ぶか、新たにメッセージを綴り意思の伝達を行う装置。 大半はパソコンをベースにしたシステムかソフトウェアですが、専用機もあります。 代表的な製品名。 「トーキングパートナー」 「コトバックス」 「伝の心」

(し)視覚障害者用ワープロ

大きな特徴の一つとして、漢字変換の際に候補を読み上げる「詳細読み」機能がある。 代表的な製品名。 「でんぴつ」 「マイワードU」

(し)詳細読み

視覚障害者用ワープロの機能のひとつ。 例えば、上文を打ち込むとすると、「視点のシ、感覚のカク、障害のショウ、被害のガイ、前者のシャ、わーぷろノ・・・」(こういった単語ではないでしょうが、例ですのでご容赦下さい)といったように、打った漢字があっているか分かるように読み上げてくれる機能。

(し)障害を持つ方の為の時計

例えば、時計が読めなかった場合、仕事していても終わりの予想がたたず、作業が出来なくなってしまいますよね。 考えてみてください。時計も窓もない部屋で流れ作業を続けていられますか? 時計があっても読めない方からすると、同じ事です。健常者から怠け者扱いなど、不当な扱いをされるケースもありますが、決してそうではありません。 そんな方に有効な時計です。 ブザーや光を定期的に鳴らすか点滅・消灯することにより、時間の概念を知らせる時計等があります。視覚障害者に有効な押すと時間を音声で知らせる時計(途中失明者だった父が愛用していました)もあります。 代表的な製品名。 「クォーターアワー・ウォッチ」 「タイムログ」

(し)受容

受容までの心の段階 ショック(冷静に考えられない)⇒否認⇒混乱(憂うつ・怒り・悲しみ)⇒受容。 「受容とは価値の転換である(ライト博士)」 「受容は、障害に対する積極的態度であり、居直り・あきらめ(消極的態度)とは異なる」

(す)スキャン(走査)入力

オンスクリーンキーボード等を用い、その上を自動でカーソルを動かす等して、ボタンで決定させる入力方式です。 代表的なスキャン入力の可能な製品名。 「ディスカバースイッチ」

(す)ステップスキャン

スキャン入力の際、自動的に移動するカーソルを適切なタイミングでボタン操作して押すことが出来ない場合に有効です。ひとつのボタンでカーソルを進め、もうひとつのボタンで決定します。 自動でカーソルが動くのをタイミングよく決定できる場合はひとつボタンのオートスキャンが有効です。

(す)スキャン法の成功の鍵

スイッチのフィッティング。お医者様と相談しながら、使用者が能動的に選んだものを活用する。

(す)墨字(すみじ)

点字に対して、普通一般的に印刷されたり、書かれたりする文字のこと。

(す)スクリーンリーダー

画面を読み上げてくれるシステム。 視覚障害者で、点字を利用せず、墨字を利用されたい方に特に有効。 代表的な製品名。 「PC-Talkier」 「VDM」 「JAWS」(英語版のみ) 「95リーダー」

(せ)潜在的障害者

a.高齢者。(全人口に占める65歳以上の割合は、1995年に14%を超え、2015年には25%に達すると予測されている) b.けがや病気で一時的に活動が制限を受ける方。 c.環境によって活動が制限されている方。(例えばロックコンサートなどで、演奏中は小さい音が聞こえなくなったり、電気のない闇夜では何も見えなくなる) d.記憶障害などの脳欠損障害や交通事故などの後遺症として認知障害を持つ方。 誰もが障害を持つ可能性を秘めている。2015年には、全人口の25%を高齢者が占め、70歳以上の高齢者のほぼ10人に1人が障害を持つと推測されていたが、現在ではそれ以上の数になるといわれている。

(せ)全般

スタート⇒設定⇒コントロールパネル⇒ユーザー補助。 キーボードやマウスの代わりの特殊な入力装置(シリアルキーボード)が使えるように設定できます。 キーボード等が使えない方に有効です。

(せ)製品選びの鉄則(AT資格者の心得)

必ず、専門家(お医者様や理学療法士の方・作業療法士の方、カウンセラーの方)と相談しながら考えていくこと。 障害を持たれた方の障害の段階を考慮すること。 障害を持たれた方が、どれだけその障害を受容されているかを考慮すること。 障害を持たれている方が能動的に選んだ製品にすること。(アドバイザー的に支援する) 障害を持たれた方が自発的に自立して生活していくことが目的であり、機械操作技術取得が目的ではない。生活させてあげるとかいった奢ったものでは決してなく、生活の支援することが目的。

(せ)製品名

AT資格者を目指す者は製品名を覚えることも重要。

(た)代替キーボード

1.大型キーボード=アテトーゼがあり、意図しないキーを押してしまうような場合に有効です。 2.小型キーボード=麻痺のため、可動域が狭く、キーボードの全てのキーに手が届かない場合に有効です。 代表的な製品名 「キングキーボード」(大型) 「キネックスオンボード」(大型) 「フレキシキーボード」(大型) 「ミニキーボード」(小型)

(た)代替マウス

マウスが使いづらい場合に有効です。主な製品名は 「らくらくマウス」 「ローラーボール」 「ヘッドマスター」(頭の動きによってマウスポインターを移動させる) 「マウスムーバー」

(た)タッチスクリーン

じかに画面に触って入力するシステムです。いろいろな製品が発売されています。 タッチパネルもそのひとつ。

(た)タッチパネル

画面上に予めいくつかのパネルにして出された要項を直接触って意思決定を伝えるシステム。

(ち)知的障害・自閉症の方のパソコン利用

代替キーボード タッチパネル 画面の制限 知的障害者のパソコン利用は必ずしも不可能なことではない。パソコンには、記憶機能や検索機能などの知的障害を補償しうる機能がある。 問題なのは、初めから周りの方が出来ないと思い込むこと。知的障害を持たれた方は「出来ないのではなく、させてもらえない」

(て)デジタル・デバイド

情報格差。ネットを閲覧できる人と出来ない人の情報の格差。すでに豊貧格差の原因としても問題となっている。

(て)Dependent・Interdependent・Independent

ATに依存・使い分ける・自分の力で

(て)点字(てんじ)

視覚障害を持たれた方に分かりやすいように、6個の点で表現された文字。反対に普通一般的に使用されている文字を墨字という。 途中失明者では、扱えない方もいる。

(て)点字でパソコンを利用したい方向け製品

点訳ソフト 点字キーボード 点字プリンタ 点字ディスプレー

(て)点訳ソフト

墨字で打ち込んだものを、点字に変換したり、また、その逆も出来るようにするソフトウェア。 代表的な製品名 「エクストラ」

(て)点字キーボード

6個のキーで点字を打ち込めるキーボード。点訳ソフトの中には、通常のキーボードの中の6つのキーを使って点字キーボードの代替をさせることが出来るものもある。

(て)点字プリンタ

6点の凸点で表される点字を紙にプリントアウトできるプリンタ。 代表的な製品名。 「TEN-10」 「ブレイルエベレスト」

(て)点字ディスプレイ

通常のディスプレイと違い、いくつもの針状のものが凹凸して画面を表現するディスプレイ。 ピンディスプレイともいいます。 代表的な製品名。 「エフエムブレイル」 「ブレイルノート」

(て)電子図書

代表的な製品名。 「ガリレオ」(音声読書機) 「青空文庫」(インターネット図書館 UPLは「http://www.aozora.gr.jp/」ここをそのままクリックしても伺えます)

(と)特殊教育諸学校

日本の障害を持つ子供たちが通う学校。 (データは平成9年) 特殊教育諸学校978校/在学生徒数86,444人 内訳 養護学校800校/75,280人 盲学校71校/4,323人 聾学校107校/6,841人 普通学校における特殊学級23,400学級/66,681人 普通学級で学ぶ障害児数は正確な実数が把握できていない。

(と)統合教育

ノーマライゼーションの考え方が浸透するにつれて、障害者を持つ多くの親が障害のない子供と同じ学校で教育を受けさせたいと考えるようになってきた。そういった教育のことを「統合教育」という。

(と)統合教育に対するATのニーズ

ATが障害を持つ子供の能力をアピールし、能動的に活動するための不可欠な道具として注目されている。

(な)ナビゲーション

位置が分からない方が、今どこにいるのか知る事の出来る装置です。 車のナビゲーション・システムを使われている方も多いでしょう。 人工衛星3つからの電波によって位置を測定して伝えます。

(に)入力スイッチの代表的な製品名

「ジェリービーンスイッチ」(一般的なスイッチ) 「グラスプスイッチ」(握るタイプ) 「ストリングスイッチ」(引くタイプ) 「マクトス」(筋電・眼電で作動するタイプ) 脳波で動く「脳波スイッチ」も開発中。

(の)ノーマライゼーション

多くの方と同じようにという1970年代以前の北米の考え方。

(の)ノーマライゼーションから自立生活運動へ

1970年代の北米の考え方の移行。 自己決定し、それを人に伝えることで目的を達成できれば、精神面での自立を支え、QOLの向上に結びつく。 現在の医療技術では、回復困難な重度の障害を持つ方も自立可能。 この後、1980年代に入りACC(拡大代替コミュニケーション)が広がる。

(ひ)PCS

ピクチャー・コミュニケーション・シンボル。コミュニケーションするボードの作成ソフト。

(ひ)PT

理学療法士のこと。

(ふ)フィルタキー

スタート⇒設定⇒コントロールパネル⇒ユーザー補助。 意に反するキーを叩いても、一定時間押さないと有効と判断させないようにしたり、二度叩いてしまっても無効にさせたりという設定が出来ます。 アテトーゼ等のある方や筋肉の緊張からキーを押すとそこから指の離れにくい方に有効な機能です。

(ふ)符号化入力

モールス信号(コード)での入力法。

(へ)ヘッド・スティック

頭に棒状のものを取り付け、それによってタチスクリーンキーボードが操作できます。首から上が動く場合に有効です。

(へ)ページめくり機

本などのページを自動でめくる装置。 代表的な製品名。 「リーディングエイド」 「りーだぶる」

(ま)マウス

スタート⇒設定⇒コントロールパネル⇒マウス。 ポインターの速度・軌跡(残像)等の設定の他、ダブルクリックの時間設定等やマウスポインタの変更が可能です。 マウスやトラックボールなどを操作しにくい方のカスタマイズに有効です。

(ま)マウス

MacOS。マウスの軌跡の設定が出来ます。

(ま)マウスキー

スタート⇒設定⇒コントロールパネル⇒ユーザー補助。 これを使うとキーボードのテンキーがマウスの代わりに使えるようになります。 マウス等、ポインティングデバイス(上部PC検定用語参照)の使用が難しい方に有効です。

(ま)MacとWindowの機能の呼び方の違い

Mac Win 複合キー ⇒ 固定キー スローキー ⇒ フィルタキー イージーアクセス ⇒ ユーザー補助 エイリアス ⇒ ショートカットキー マウスキー ⇒ マウスキー

(む)虫メガネ

ハイテクばかりが工夫ではありません。ごく普通の虫メガネも有効です。割り箸とか身の回りにあるものを柔軟な発想で工夫して使うと高い器具を買わなくても、それで十分役目を果たすこともあります。柔軟さが大切です。

(も)盲学校

視覚障害を持つ児童・生徒が学ぶ特殊教育諸学校のひとつ。

(も)モニタ&サウンド

MacOS。解像度の変更が出来ます。

(ゆ)ユニバーサルデザイン

あらかじめ多くの方が利用することを考えて、物作りをしていこうという考え方。誰もが障害を持つ可能性を秘めており、そのために、全ての方に優しい街や物作りが重要だと考えられるようになった。 例えば、シュンプーとリンスの蓋に小さな点の印がついていて見なくてもどちらか分かるようにしてあるのもそうです。

(よ)養護学校

心や身体に障害を持つ児童・生徒が学ぶ特殊教育諸学校のひとつ。

(り)リハビリテーション法508条

アメリカの法律。連邦政府に納入される電子機器は、障害を持つ全ての方が使用できるものでなくてはならないことを定めている。

(ろ)聾学校

聴覚障害を持つ児童・生徒が学ぶ特殊教育諸学校のひとつ。

(ろ)ロービジョン

弱視の方のこと。

(最後に)支援技術の実際

1.評価 身体機能について評価 障害受容について評価 ポイント: 自分だけで勝手に判断しないで、専門家(お医者様や理学療法士の方、作業療法士の方など)と相談しながらATを進めて行く。 身体と心のどちらも評価すべき。 障害受容の段階がAT機器の利用に影響を及ぼすことがある。 肢体不自由の方などの場合、外から見て判断できる事もあるが、視覚障害の方などのように外から判断が出来ない場合もあるので、考慮する。 2.機器の適用 本人に十分な情報を提供し、本人が選択することが大切。 情報ソース(インターネット上の多くの情報を活用する) ポイント: 我々が押し付けないことが重要。 3.機器の購入 日常生活用具の紹介 ポイント: 日常生活用具給付制度の給付対象品は、会話補助装置・緊急通報装置・ファックス・点字ディスプレイ・電動ハブラシ・文字放送デコーダー・ワープロなど。 日常生活用具給付制度の給付対象品に含まれないのは、パソコン・テレビ・点字プリンタ・衛星放送チューナーなど。 日常生活用具給付は、各市町村で独自に制度をもつところもあるので、直接その福祉窓口に問い合わせることも必要。 あくまで、「生活するのが目的で、機械技術取得が目的ではない」